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  •  元は洗濯用品の紹介ブログから枝分かれしたもので、話題は「ロザリオの祈り」が中心となっています。
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  • ルルド150年の変遷をたどる写真展(2013/6/11公開)

    ルルド聖域内の聖ベロニカギャラリーで6月中開催されている、150年間の歴史をたどる貴重な写真を集めた展覧会の概要を伝える動画(約1分)。

映画「カリーナの林檎」


  • 映画「カリーナの林檎」

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気になるイコン

2013年6月 8日 (土)

KTOで見る、イコン画修復とラテン語の賛美歌


このほどカトリック専門チャンネル「KTO(カテオ)」から、素敵なドキュメンタリー動画が公開されました。イコン画に興味のある方、イコンは苦手だけど絵そのものや壁画、フレスコ画は好きという方、そしてグレゴリオ聖歌など伝統的な賛美歌のファンの方には特におすすめです。

Les pinceaux de Dieu .(神の絵筆)



 2013年5月27日に カトリック専門チャンネル「KTO(カテオ)」で公開された、ポワチエにある礼拝堂 Chapelle Trinité Saint Hilaire(シャペル・トリニテ・サン・イレール) の翼廊のイコン画修復の様子を伝えるドキュメンタリー動画(52分)。ポワチエはパリの南西340km、ヴィエンヌ県に属する歴史ある街。周辺には4世紀頃から残る古い教会堂も多く、貴重なフレスコ画も多数受け継がれているのが分かります。Atelier St Jean Damascène (アトリエ・サン・ジャン・ダマシン)代表でイコン研究家・フレスコ画家のJean-Baptiste Garrigou 氏(ジャン・バティスト・ガリグ氏)指導の下、16人の見習い画家が一週間という短い時間で地元ゆかりの聖人の描画に取り組みます。

この動画の中ではラテン語の讃美歌がふんだんに聴けますが、そのタイトルは以下の通りです。筆者にとって初めての曲もありどれがどれ、と一致しないものもあります。キリエ・エレイソンは冒頭と中ほどに二度流れます。
・ Kyrie Eleison(キリエ・エレイソン)
・ Vexilla Regis(ヴェクシラ・レジス)
・ Lux Aeterna(ルクス・エテルナ)
・ In Paradisum(イン・パラディスム)
・ Agnus Dei(アニュス・デイ)
・ Gloria(グロリア)
・ Te Deum(テ・デウム)
・  O Filii Et Filae(オ・ フィリ・エトゥ・フィリア)
・ Notre Pere (ノートル・ペール)(Divine Liturgie de Rachmaninov)
・ Dum Pater Familias (ドゥム パテル ファミリアス)(Ensemble Organum)


筆者にとって「キリエ・エレイソン」は文句無く一番好きな古典賛美歌ですが、この動画のエンディングで初めて聴いた、素朴で力強い「ドゥム パテル ファミリアス」にも感動しました。以下は、別の投稿者がアップしていたこの曲だけの動画です。


Codex Calixtinus - Dum Pater Familias (カリクストゥス写本-ドゥム パテル ファミリアス)



 12世紀にフランス人修道士により記された写本に載っているこの曲が、なぜ動画のエンディングに使われたのか・・・それはこの写本が、当時最大の巡礼地であったスペイン・ガルシアの聖地「サンティアゴ・デ・コンポステーラ((世界遺産ID669)」の『聖ヤコブの墓への巡礼の案内書』であったということと、今回の動画の舞台のポワチエが「フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラ / 世界遺産ID868」の巡礼路沿いにあることと関連付けているものと思われます。

歌詞を以下にご紹介します。詳しい訳は分からないのですが、聖ヤコブによる奇跡のお話を含め聖人や神を称える内容と思われます。ラテン語は基本的にローマ字読みすればいいということなので、意味は詳しく分からなくとも口ずさむのには親しみやすい言葉と思っています。


Dum pater familias
Rex universorum
Donaret provincias
Ius apostolorum
Jacobus Yspanias
Lux illustrat morum.


Primus ex apostolis
Martir Jerosolimis
Jacobus egregio
Sacer est martyrio


Jacobi Gallecia
Opem rogat piam
Plebe cuius gloria
Dat insignem viam
Ut precum frequentia
Cantet melodiam:


"Herru Sanctiagu
Grot Sanctiagu
E ultreya e suseya
Deus aia nos"

Jacobo dat parium
Omnis mundus gratis
Ob cuius remedium
Miles pietatis
Cunctorum presidium
Est ad vota satis.


Primus ex apostolis
Martir Jerosolimis
Jacobus egregio
Sacer est martyrio


Jacobum miraculis
Que fiunt per illum
Arctis in periculis
Acclamet ad illum
Quiquis solvi vinculis
Sperat propter illum.


Primus ex apostolis
Martir Jerosolimis
Jacobus egregio
Sacer est martyrio


O beate Jacobe
Virtus nostra vere
Nobis hostes remove
Tuos ac tuere
Ac devotos adibe
Nos tibi placere.


Primus ex apostolis
Martir Jerosolimis
Jacobus egregio
Sacer est martyrio


Jacobe propicio
Veniam speremus
Et quas ex obsequio
Merito debemus
Patri tam eximio
Dignas laudes demus.


Primus ex apostolis
Martir Jerosolimis
Jacobus egregio
Sacer est martyrio



2012年12月 7日 (金)

「しるしの聖母」のイコンと、奇跡のメダイ

Tama01

「印の聖母」イコン
「しるしの聖母」のイコンの由来や意味を調べていて見つけたページ。
よく見たら、おなじみ晴佐久(はれさく)神父様のカトリック多摩教会のホームページでした。


ずいぶん前からラジオやテレビ、そして最近ではネット上でも、
「今日は何の日」という、当日の日付にまつわる記念日の意味や
過去の出来事を紹介するミニコーナーがあって、今なお根強い人気です。


カトリックの女子パウロ会公式サイトのトップページの右側にも、
『今日は何の日?』のタイトルが付いた枠が設けられ、そこから繋がっている
教会カレンダー聖人カレンダーは筆者もたびたび訪れている常設ページです。


聖テレーズゆかりのリジュー大聖堂の公式サイト
http://www.therese-de-lisieux.catholique.fr/)のトップページ左側にも、
"今日の聖人"を知らせる小さな枠があって、
マウスカーソルを合わせるとその要約が表示されますが、
その引用元が"Nominis"(http://nominis.cef.fr/)という聖人カレンダーサイトです。
ほとんどテキストのみと言っていいくらい簡素な体裁ですが、
フランス語表記の他のカトリック系のホームページや個人のブログからも
幅広く利用されリンクされている、信頼あるサイトのようです。


Nominis01

12月7日現在のNominisのトップページ。


ここで、カタリナ・ラブレが二度目の聖母ご出現で
メダイを作るよう命じられた11月27日の項を見てみました。
するとその大見出しに、"不思議のメダイの聖母の祝日"などではなく
Fête de la Vierge Marie en son icône du signe
(ふぇと・どぅ・ら・びえるじゅ・まり・あ~・そ~・いこーん・でゅ・しんぬ)
・・・『しるしのイコンの聖母の祝日』と記されています。


Nominis02

11月27日の記念日を説明するページ。

そしてその下の小見出しには、
Miracle commémoré chaque année
(みらくる・こめもれ・しゃく・あね)
・・・『毎年記念される奇跡』とも。
いずれにしても、何らかの奇跡と関わりのある祝日ということが分かったので
続きを読んでみます。


ロシアのノブゴロドには、ビサンチン様式の『しるしの聖母』にならって描かれた「神の母」のイコンがあった。この聖母子像は、聖母が胸元にメダイヨンを抱え、その内側に幼いキリストがいて、聖母がこれを称える動作をしていることを表している。「しるしの聖母」という呼び名は、預言者イザヤによって予告された『身ごもったおとめのしるし』を思い起こさせるものである。
1150年11月27日、ノブゴロドの街は敵に包囲された。大主教がこのイコンを城壁の上に掲げたところ、敵軍が放った矢のうちの一本が聖母像に命中した。すると町全体が暗闇に覆われ、敵は包囲を解いて撤退せざるを得なくなった。この奇跡的な出来事は毎年記念として祝われている。
それから680年後、神の母はひとりの謙遜な修道女カタリナ・ラブレ(翌11月28日はその祝日)に現れ、メダイを作らせた。これにより数え切れないほど多くの奇跡が起こったことから、不思議のメダイと呼ばれるようになった。


メダイ(médaille 女性名詞)はメダルのことで、記念章やバッジ、
リボンタイプの徽章、それから古銭などを示す言葉です。
メダイヨン(médaillon 男性名詞)は、大きなメダルとか、
楕円の枠に入った肖像画・彫刻、そして写真などを入れて首にかける
ロケット等の意味でも用いられているようです。
ネット上の画像検索でこの「しるしの聖母」と名が付くイコンをいろいろ見てみましたが、
幼子イエスがおさまっている"メダイヨン"の枠は
楕円と言うよりは正円がほとんどのように思われます。


12世紀という大昔のロシアの故事については、
ノヴゴロド公国とスーズダリ公国の間に起こった争いのことだそうで、
掲げられたイコンに敵兵の目がくらんだとか、
矢はちょうど聖母像の眼のあたりに刺さり、そこから流れる涙に
恐れをなして逃げ出したとか、興味深い伝承がいろいろと残っているようです。


預言者イザヤによる『身ごもったおとめのしるし』の言葉は、
キリストの到来についての有名な次の聖句のことを指しています。
ちなみにインマヌエルとは「神われらと共にいます」という意味と聞いています。


それゆえ、わたしの主御自らあなたがたにしるしを与えられる、
見よ、おとめが身ごもって男の子を産み、その名をインマヌエルと呼ぶ。

(イザヤ書7章14節)


ところでこのノブゴロドの奇跡のイコン、
実物なるものが現地の聖ソフィア大聖堂にまだ残されているとのことで、
こちらの写真豊富な旅日記サイトでご覧頂けます。

  • ノブゴロドのクレムリン:旅写真日記 Part2




  • 2012年12月 6日 (木)

    チェンストホーヴァの黒マリアのイコンが只今ルルド巡礼中

    Jg01

    2012年12月6日現在のルルド公式サイトのトップページ。
    ポーランドはチェンストホーヴァのヤスナ・グーラ僧院にあるという
    有名な黒マリアのイコン画の"ルルド巡礼"を伝えています。


    カトリック関連のサイトや国内・海外の教会案内などでも
    たびたび目にする「イコン」。


    聖画とは言え、パッと見ただけで誰もが好きになれるような絵じゃないし、
    表情がやたら怖かったり暗かったり、人体の比率なんかに疑問を感じることも
    多々あった筆者ですが、最近ちょっと気になって来てるんです・・・どういうわけか。


    今朝何気なくルルド公式サイトのトップページを覗くと、
    ここにしては珍しくずいぶんと古い聖母子イコンが飾られていました。
    何でも、『チェンストホーヴァの黒マリアのイコンが巡礼途中でルルドを訪れている』
    のだそうです。


    "チェンストホーヴァ"も"黒マリア"も筆者にとっては
    何のことかさっぱり分からないので同サイト内の説明ページ
    http://fr.lourdes-france.org/evenement/icone-pelerine-czestochowa
    に飛んでみると、ポーランドのヤスラ・グーラ僧院に飾られている
    有名な黒マリアのイコンが、今「フロム・オーシャン・トゥ・オーシャン(海から海へ)」という
    2012年5月から始まった企画で 、ヨーロッパ各国(ロシア、ウクライナ、クロアチア、スイス、
    ベルギー、イギリス etc.)を巡回中なのだとか。


    フランスには2012年11月25日に到着し、12月14日まで滞在の予定で、
    12月7日はルルドの小教区教会に展示され、
    翌8日にはNicolas Brouwetタルブ・ルルド司教により
    無原罪の御宿りの聖母を祝うミサが行われるそうです。


    小教区教会での模様を伝えるYouTubeのKTO(カテオ)チャンネルの動画はこちら:
    (動画全体は30分前後ありますが、この話題に関しては1分程度と短く、すぐ見られるよう予め再生開始時間が指定されています)
    http://www.youtube.com/watch?v=Fw9djC7HPM0&feature=youtu.be&t=14m57s


    このイコンにまつわる史実や、なぜ聖母の頬に傷があるのかなど詳しいことは、
    こちらの日本語の旅行クチコミサイトの記事が写真も豊富でとても参考になります♪
    チェンストホーヴァ ~ ヤスナ・グーラ寺院 を訪れる
    同じ聖堂に、ポーランド出身で長崎に宣教中「不思議のメダイ」の配布にも熱心だった
    聖マキシミリアノ・マリア・コルベ神父の肖像画も飾られているようで、
    初めて知った場所なのにとても親しみを感じました。




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